JR東労組八王子支部運輸車両部会は本日、八王子労政会館にて   回定期委員会を開催し、この一年の総括と、本来業務に集中出来る環境づくり、部会・分科会の総力で会社施策の検証を行い、鉄道の安全風土再構築に向け、競争原理を持ち込まず、格差の無い会社風土の実現に向け、組織の総力をあげて「安全風土再確立」「施策・効率化の検証」を推し進め、組織強化に向けて全組合員が一丸となって取り組むことを確認した。
第24回参議院選挙において、組織内候補「たしろかおる」は１１１，５７１票を獲得したものの、惜敗した。私たちは、この２年間たしろかおる参議院議員の国政でのたたかいと、職場で発生する会社施作の問題に立ち向かう職場からのたたかいを結合し。議論を深めることを通じて社会の構図を暴きだしてきた。
１６春闘は「格差賃金に終止符を打つ」と言う強い決意のもと、組合員と向き合いたたかいを創りあげてきた。圧倒的多数の組合員が反対の意思を表明し、全職場からの激励行動や地本・分会主催の春闘集会を積み重ね、３年連続のベースアップを勝ち取った。一方「アベノミクス」の推進により労働諸法制が改悪され、非正規労働者の増加をはじめ、労働者を取り巻く環境は悪化の一途をたどっている。私たちは、１６春闘の成果を教訓に格差ベアを打ち破るため、議論を積み重ね「スト権摸疑投票の貫徹」をやり切り、鉄道業に相応しい賃金を実現しよう。
ＪＲ東日本の各系統において、過度な効率化・委託化が進められている。国鉄改革から３０年を迎え。多くの先輩方が退職していく今、要員不足と技術継承・技能伝承をはじめとして安全問題に直結する重大な課題を抱えている。職場では労務管理の強化と本来業務より自己啓発活動が優先され、社員同士に過度な競争が強いられている。そして全ての系統において超過勤務・休日勤務の増加など、安全問題と経営責任に直結する問題が浮き彫りとなっている。車掌においては要員不足が深刻化し、運転士の兼務発令を特定の条件に当てはまる組合員に秘密裏に打診した事が発覚した。以前より散々車掌の要員不足を指摘し、解明要求するも「足りている」と繰り返していての諸行である。こればかりか中央線１２両化や拝島ＣＴＣのＡＴＯＳ化後の要員問題など、解明要求の申について会社は紳士に応える事はなく、すでに解明している点のみを話す事に終始している。労使合意を無視し、施策を一方的に実施してきた経営陣の傲慢な姿勢によってつくられた職場風土を、労使合意を前提に、本来業務に集中でき、全系統のチームワークで安全を再優先にする職場風土へ正し、質の高い輸送品質の向上をまざさなければならない。そして「雇用不安のない働きがいの持てるＪＲ東日本会社」の創造に向け「たしろかおる」とともに創り上げた施策に基づき、ＪＲ東労組の背策提言力と実現力を高め、安全・健康・ゆとり・働きがいのある職場ずくりと企業の健全な発展を目指して全組合員でたたかおう。